37.5℃の涙を読んでみた感想
「37.5℃の涙」(椎名チカ)を読んでみました。
あらすじ
37.5℃は、子供が保育園に行ける、
体温のボーダーライン。
病気の子供を置いて仕事にはいけない・・・
でも、生きていくには働かざるを得ない。
そんな親の助けとなる存在が「病児保育士」。
新米病児保育士の杉崎桃子は
笑っても笑顔が引きつることが
コンプレックス。
そんな桃子が初めて担当することになったのが
病弱な男の子・海翔くん。
ところが、海翔くんの家は
ひどく散らかっていて・・・
というストーリーです。
生きていくためには
働かなくてはいけない母親、
側にいてあげたくても
簡単に仕事を休めない現実
とか、
現代の問題がよく書かれていて
すごく考えさせられる
ストーリーです。
でも、そんな重いテーマなんですが、
新人の病児保育士・桃子が、
子供達やその家族と向き合い、
成長していく姿が
コミカルに描かれていて
笑いあり、涙ありで楽しめます。
なんと言うか、
子供が小さい内はなるべく側にいて
あげたいな、と心がギュッとなりました。
働くお父さん・お母さんはもちろん、
小さい子を持つ親が身近にいる人、
子供と関わる仕事をする人に
おすすめなコミックです。