秘密 -トップ・シークレット- 1巻を読んでみた感想
を読んでみた感想です。
以前書いたとおり、
大友監督で映画が作られてるので
ちゃんと読んでみました。
あらすじは
死んだ人の脳から生前の記憶を映像として再現し、
難事件解決の糸口にしようとする「MRI捜査」が
米大統領の変死事件をきっかけに行われるようになる。
舞台は西暦2060年の日本、
解明不能な事件に対する最先端の捜査方法として
取り入れられていた。
新人の青木はこの最先端技術を扱う
憧れの「第九」に配属されることになる。
しかし、死者が見た記憶を再現し、
謎を暴く任務は過酷なものだった。
ある凶悪連続殺人事件の捜査を通じ、
青木は尊敬する室長・薪剛が抱え持つ
苦悩とも向き合うことになる・・・
というストーリーでした。
人の脳に電気刺激を与えて脳を120%まで働かせ、
死者が生前実際に見た映像をMRIスキャナーで再現する
という近未来SFという感じの設定なんですが
近いうちに本当に実現するんじゃないか
というぐらいリアルな設定です。
連続殺人犯の狂気とか、その映像を見る捜査員たちの
苦悩などのダークな部分が描かれつつ、
青木と薪の純粋な人間関係もあって
ストーリーの質が高いです。
1巻だけでかなり満足感がありました。
もし、死んだ後に自分の見たもの全てを
他人に覗かれたら・・・?
という近いうちにあり得そうな問題にも
踏み込んでます。
読んでよかった。映画ますます楽しみです。
前半は大統領変死事件が未解決に終わってるんですが
他の巻で描かれるのか気になります。